なんとなく回想
知人の家に立派なスキャナーさんが降臨したというので
私は自分の家にある「何故捨てられないのか・・・ダンボール」の中から「スクリーントーン」を取り出した

もう干支が一周する以上昔の代物
もう使い物になどなる筈もない

それでも封も切られていないそれらを私は捨てる事が出来ずに過ごしてきてしまった

割合と度々と色々な物を捨てては憂さを晴らしてきたのだけれど
コレだけはどうも捨てては後生が悪い気がして捨てられなかったのだ

あの時はまだまだ若くて同じ絵を好きな人に悪い人がいるなんて信じられなくて
人間関係の難しさにも耐性がなくて・・・
どうにかヘラヘラしていたけれど、それでも胸につかえた蟠りは私の筆を容易く折って

私のオタク時代はツマラナイ人とのわだかまりで割りとあっさりと幕を閉じた

そうして干支はいつの間にか一周して
私はもう一度最初から絵を描いてみたいと思ったり
書店に並ぶ漫画に純粋にときめいたり
人の絵を見ては感動したりできるようになったりしたのだ

私は12年近くも時間をかけてやっと思い込みから自由になれた
そしてあの時私を苦しめた事柄にも「そんな事もありました」と言えるようになった

人は色んな事で傷つく生き物だけれど
好きな世界で傷つく時は心の中のとても柔らかい部分を痛めてしまうんじゃないかなぁ・・・
なんて思ったりするのだ

さてはて最新のスキャナーに何枚かの魔法のシートをスキャンして
私はこの捨てられないダンボールの中から三桁はあろうかというシートを捨て去る事ができるのだ

ありがとう魔法のシート
あなたを見ているとそれだけで絵が上手くなれるようなそんな気持ちになったものです
使えもしないのに長年眠らせてゴメンネ、さようなら

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【2011/06/04 16:25】 | 駄日記 | page top↑
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