そんな貴女を・・・
「そんな貴女を受け入れます」

アノ人はもう忘れていると思うけれど
私がこの言葉をもらった時に感じた例えようも無い安心をアノ人さえも判らないだろう

目に見ない病に翻弄されるばかりの人生
いつまでも病識を持たない母、病気を恨むべきか人格を呪うべきか判らなくなっていた私
自分でさえ受け入れる事の出来ない原状を「受け入れる」と言われた事
初めての言葉を私はすっかりと信じてしまった、愚かな程に堕ちるように信じてしまった

だからアノ人が亡くした片羽について惚気るたびに
私は彼女の代わりに私が死ねば良いと本気で思うようになった

こんな私にこんな言葉をくれた人にせめてものお礼がしたかった

あの時の私は母の自殺未遂や躁転後の退院などで現実の境目を見失っていた
現実に起こりえない事を願う事でどんどん鬱というものを加速させた

今考えれば、私がアノ人の片羽の代理に慣れる程の人間でない事もわかるし
1番近くにいた異性に亡くした恋人について惚気られるなどという時間は地獄である事も判る
惚気られる度に私の短絡的な脳細胞が自分への劣等感に死を代入しただけなのも判る

それでも生まれて初めて信じた言葉には、私の想像など及びもつかない力があった
人を安易に信じさせる事は残酷だ

メール三行にも満たない言葉でフラれた私だけれど
それでも今でもあの人への謝罪と代わりに死にたいという願望から逃れる事が出来ないでいる
もう次の誰かと居るあの人には沢山幸せになって欲しいと思っている
その話しを耳にしつづける力はもう残ってないから逃げてしまうけれど

そうして幸せになった分だけ自業自得で疲れた私を許して欲しい


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【2009/11/01 15:40】 | 駄日記 | page top↑
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