彼女がですね
唐突に振り向いて、やはり唐突に宣言するように声を張り上げたのです
表情はコチラが吃驚を通り越してポカンとしてしまうほどの怒りを混ぜた真顔でした
「私ね、この世で一番嫌いなタイプの女はね
 不純に純粋を演じるヤツ!」
はぁ・・・それは随分曖昧な分別な気がするけれど
それなら好きなタイプは?
私はお付き合いと興味を兼ねて尋ねます
「それはその反対よ、純粋に不純を演じれるヤツ」
んー・・・と私は首をひねる、不純と純粋の基準がワカラナイ・・・
「だってああいうの気持ち悪くない?」
うーん・・・そういわれても今ひとつピンとこないなぁ
異性の前で急に可愛くなる人とか?
「それは微妙だけど好きな部類」
一般的には女性同士ではそういう子が嫌われない?
「うん、まだ子供だった頃と歳をとってからはね」
それじゃアナタは子供でもなくなったし年寄りでもないんだね
「そうだよ、あんただってシッポの事判ってるでしょ」
・・・しっぽですか?、お風呂に長く浸かってるとゴリゴリして痛くなるアレですか?
彼女は思いっきり顔を歪めて天を仰いだ
「あーあーぁぁ、ジョーーーチョの無い女とこういう話をするのは難しいなぁ
 違うよ彼氏とか片思いの相手と居るときにはえてくるシッポの事だよ」
アラヤダ赤裸々ね
「私あのシッポに嘘をつく人が嫌いなの
大好きで体中がうにゃうにゃになるシッポを気付かないフリしたりとか
構って貰えなくてツンツンしてみても好きな人を追っかけてるシッポの事偉そうに見せ付けたりとか
私、そういうの嫌い」
アナタ流に言うなら特定の相手以外の前でもシッポに忠実なのがいいの?
「それは沢山の人を好きになれる証拠だからしょうがないじゃん」
だれにでも可愛がられたい人だと思われるのは怖くない?
「沢山の人を好きになれる私だから一番は一人なんだよ」
その言い方も難しい、ピンと来ないよごめんね
「私は沢山の人を好きになれるちゃんとした女の子なの
その私が選んだ人は特別って意味、私には特別」
最初の勢いはどこへやら、今や彼女は泣き出してしまいそう
「・・・わかる?」
うん・・・わかる
「・・・ほんとに?」
うん、素直に女の子になれなかった日を思い出したんでしょ?
彼女は俯くように頷いた
「私もう嘘はやだなぁ、サミシイんだもん
だから純粋に不純でいいの
大好きな人に沢山撫でてもらえる猫になるんだ」
いいね、私もアナタ程には素直に出来ないとは思うけれど
私のしっぽには忠実に生きていこうと思うよ


スポンサーサイト
【2008/01/15 21:28】 | 夢日記 | page top↑
| ホーム |