小さなみすてりぃの詩
「このロゴなんて読む?」
私は友人二人を前にして一枚のメモを差し出しす
そこには簡単に書かれたロゴマークが一つ
ピンク色のメモ帳に黒いボールペンで太く塗りつぶされた「A」文字に
それに重なるよう少し斜め上に斜線で作られた「L」の文字
友人二人は一瞬だけきょとんとした顔を見せたが
「えるえー?」
「いやコレはえーえるでしょ、それで最近流行の略語なんでしょ?」
「たとえば?」
「オール、エル…でふくよかサイズのお店とかさ」
ぽっちゃり型の彼女らしい発想に私は思わず笑ってしまう
「ちがうちがう、そんなに手の込んだものじゃないのよ」
友人二人はそれじゃあそのココロは?と言った顔で私の言葉を待った
「これは、エーエル、そのままで意味なんかないよ人名の頭文字のロゴなの」
友人たちは余りのくだらなさに不満たらたらにクレームをつけ始めた
「これさ、このLの字の斜線がいやらしーーーよね!
 不透明な紙の箱ですがコレを透明にすると中はこんな風に見えますの図みたいで」
「手前から読むのか左から読むのか判りやすくしたらいいのにね」
うんうん、そうそう。
彼女達の御尤もなクレームに私は胸の中がほっこり暖かくなるのを感じる
私は彼女達に打ち明ける
「私ね小学校に上がって暫くするまで「しりとり」の負けるルールが判らなくてねー」
「なんで?」
あんな道具もなにもイラナイ言葉遊びの何が困難なのかと、不思議そうな二人の目に見つめられる
そばにあった紙ナプキンにボールペンで書いてみせた
ンリキの屋掃清、ンリマールブ。エトセトラ エトセトラ
「小さな私には清掃屋の漢字は飾りに見えたのよねぇ…」
「はぁ…」だから?といいたげな友人
「ああ、なるほどね!!!」素早いひらめきに素直に歓喜する友人の表情
ああ、なんて理想的なリアクションだろう
「可愛い謎だねぇ、素直な子供だったんだねぇ」
「そんな事はないよ、ただなんで皆が「ん」から始まる言葉をしらないのかなぁ…って不思議だったけど」
私が笑いながらいうと不可解そうな友人のおでこに掲げられた
ハテナマークがパチンと弾けたようだった
「ああ!、トラックに書かれてるあれか!」
「うんうん、そう。
家にある絵本は横に文字が進むものばかりで
字は左から右へか上から下へ読むものだって私は思い込んでたのよね
だから清掃屋っていう漢字が読めるようになるまで
しりとりが「ん」で終わってしまう理由がさっぱり理解できなかったのよ」
二人がなるほどなるほどと微笑みながらティーカップを躍らせる
幼いミステリーがお茶会の小さな花になった事に満足した私は
次に私を待つ「何故ゆえにこんなにも美味しいのか」という大いなるミステリー
甘美なる謎であるケーキにそっとフォークを差し込んだ
 
うまかもん


↑以前ケーキを頂いて以来他のメニューにも興味津々だったお店で
サンドイッチと栗のデザートを頂いてきました
暖かいパンの香りとモチモチ具合と美味しさにもビビリましたが
この栗のデザートは鳥肌もの
小さい時の私はモンブランをマヨネーズの掛かったお蕎麦だと思い込んでいたのです
そしてお蕎麦の筈なのに甘くてザリザリした舌触りである事に
一方的に「裏切られた」と恨んでいたのです
そんなお馬鹿な子供だったのでこのくだらない理由で
今まで栗系のデザートは遠慮していたのですが
今年は美味しいモンブランに出会ってしまって
すっかり栗デザートの虜です

朝帰りの空に


美味しいね 嬉しいよ
可愛いね 嬉しいね
大好きよ 嬉しいなぁ


この三連休は初めての圧力鍋料理に
このままじゃーこの鍋爆発するんじゃないか?!とびびってみたり
美味しいものを沢山食べたり
今年一番の寒さに凍えてみたり
お気に入りのケーキ屋さんのクリスマスケーキ予約に悩んでみたり
夜明け頃にマフラー役になって「いってらっしゃい」を言えて
夕方にお布団のぬくさで「おかえりなさい」を言えて
なんだか枯葉のベットの下に沢山のどんぐりをしまい込んだような
不思議な満足感に恵まれた連休になりました

これから益々寒くなります身の内側からの暖かさが大切な季節なのかもです
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【2007/11/26 21:39】 | 駄日記 | page top↑
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